里山に遊ぶ。 田野滞在日記
6月21日から2泊3日で、家内とともに田野の里山に滞在する機会に恵まれました。 長年都会で生活している者にとって大変新鮮な経験でした。
6月21日(日) 西宮から来られたご家族と一緒に田野の古民家を見学しながら、古民家についての話をお聞きしました。つい最近まで150年の間家を支えてきた大きな柱や梁を見て、長くここに生活してきた家族を見守り、このたびその家の原型を残しながら改築されて、再びこれからもここに集う家族や多くの人たちを見守っていくことになるのだろうという感慨を抱きました。そして良いものを後世に伝えたいという気持ちが強く伝わってきました。
宿泊は由良理事長が私財を提供して建築され、古民家同好会の事務局にもなっている、古民家風の建物の中にある8畳の和室でした。最新のテレビがあったので、早起 きでゴルフ好きの私は早朝からゴルフの全米オープンを楽しむことが出来ました。天井が高く、太い梁によって支えられた空間には癒しが感じられ、最新のバス、トイレ等の生活設備が備わっていました。住居としては、小生宅のツーバイフォーよりか なり快適でした。
6月22日(月) 生憎の雨模様でしたが午後から理事長自らがツアーコンダクターとして、山を案内してくれました。“癒しの丘”、”自然観察公園“、“実りの里”等です。
最初の癒しの丘では、立派な土台と鉄骨の藤棚が先ずわれわれの目を引きました。数年後に藤がたわわに下がり、四季折々の草花が咲き乱れる様子を目に浮かべながら、前面に広がる田圃や山々を眺めました。
次に、同好会の方々が中心となって田植えをした田圃の近くの道を、自然観察公園に向かいました。稲の苗は順調に育っているようでした。そして自然観察公園に入り、天気が良ければ運動靴でも回れるほど整備されている道に驚かされました。また天気がよければ、間伐された木々の間から木洩れ日が頭上に降り注がれ、森林浴を楽 しむことが出来たでしょう。これだけ空間と道を作るための伐採や草取りをするのは、非常に膨大な作業でなかったかと林業に縁のない私たちにも感じられました。視界が広がった山の頂上にはちびっこ広場が計画され、すでに芝がかなり育ってきてい ました。同行した家内がこのような自然の中に孫たち連れてくれば、思う存分芝生の上を走り回ることができるだろうと言っておりました。そして整備された竹林、山ツツジの丘、アジサイの丘等を見ながら山を下りてきました。
3つ目は“実りの里“。ここは栗林,ワサビ田、松茸山等、その収穫が楽しみな、わくわくプロジェクトの場所です。栗林を横目に椎茸菌が埋め込まれたほだ木が整然と並んだところを抜け、山葵栽培の実験場所へ。美しい水辺に山葵の葉のひと塊りがみずみずしかったです。さらに上に行くと松茸山の再生現場があり自然に増殖した赤 松と最近植林した赤松の苗木が混在して見られました。幾つかの根付かなかった苗木が、赤松の植林の難しさを教えてくれているようでした。
先代から受け継がれた山々と自然を若い世代と地域の活性化のためにという遠大なプロジェクトが、地元の人々の支援を受けながら、ここにゆっくりと、しかし確実に 動いているのが感じられました。2泊3日の田野での滞在は大変思い出に残る体験でした。有難うございました。
横山 栄一郎
実りの里 栗林で…
自然観察公園なかよし広場の芝生。きれいに生えそろってきました。